意外と意識している人はまだ多くないのですが、私たちはこれからすごく長寿の時代を生きることになります。たとえば100歳まで生きるとすると、90歳くらいまでは働くことになるでしょう。でも、約70年間1つの会社で働くなんてありえないですから、どこかで転職をすることになる。そうしたときに、専門性が身に付いていない人は生き残れないわけですね。
健康寿命を知らないのかな!?
私は介護の仕事をしていますけれど、70代半ばくらいまでならまだ元気な人も多くなんとかなるとしても、80歳なんて働けませんよ、普通。
そもそも一人で立ち上がることができない人も多いし、トイレの介助が必要な人も多い。70後半になると程度の大小はあるけど明らかに認知症とわかる人が多数だし、そんな人たちに専門性もなにもあったもんじゃないと思うのだけど。コミュニケーションすらまともにできないし、短期記憶がダメになっていくのでやったことを全て忘れてしまう。下手すると、出勤後に自分が何しに来たか忘れてしまってますよ。
それこそ80代半ばから後半になると耳が遠くて聞こえない人が大半だし、そもそもヘルパー無しで通勤できる人がほとんどいないでしょう。
竹中平蔵って頭良さそうだけど……
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しかし、日本の年金制度は、元々、年金だけで生活することはできないように設計されていました。さらに、女性の平均寿命が87歳であり、65歳から22年間にわたって年金を受け取ることができる制度は非常に珍しいです。将来的には寿命が延び、少子高齢化が進むことが予想されます。さらに、日本の年金制度は、保険制度であると言いながら、税金も投入しています。このため、現役世代の負担が大きくなり、手取りが減ることになります。
当然、経済成長があれば、働く人々の給料も上がり、年金問題は解決するでしょう。しかし、日本が現在の雇用の流動性の低さを維持し続ける限り、企業の生産性は上がらず、給料も上がりません。そのため、若い人たちは、年金を維持するために手取りが減ることに絶望し、年金制度に対する不信感が高まることになるでしょう。
このような状況を避けるためには、年金の受給開始年齢をなるべく早く引き上げることが必要です。私は、最初は70歳に引き上げることが適切だと考えていますが、大きな反発が予想されます。しかし、段階的に引き上げなければ、もはや維持することができません。
このような社会になった場合、日本人は80歳や90歳まで働くことになるでしょう。しかし、それは現実的ではありません。今まで日本人は、約20年間勉強し、40年間働いてきました。同じ期間を60年間、70年間働き続けることはできません。そのため、1〜2回の「学び直し」期間が必要です。
配信元:竹中平蔵「年金の受給開始を70歳に。日本人は、近い将来、80歳90歳まで働くことになるだろうと考えています」/NewsSharing
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