貧者の嗜み

貧乏非正規、哀れな50男のリアルな人生

自宅の調味料で簡単醤油ラーメン『焦がしにんにく油が香る醤油ラーメン』お手軽!

自宅の調味料で簡単醤油ラーメン『焦がしにんにく油が香る醤油ラーメン』お手軽!

焦がしにんにく油が香る醤油ラーメン

ラーメン一が食べたくありますが、店で食べると、とても高くつくのです。ならば自宅にある調味料で安く作れないものかとググって見ますと、なんだこんなに簡単に作れてしまうのかというほどレシピが転がっていたのでございます。そんな中の一つを拝見しながら、貧乏我が家にある材料でそれっぽく作ってみたのがこたびのレシピなのでございます。

最後に詩と動画も載せているので、気が向いたら読んでみてね。

レシピ

  • ネギを洗って適当な大きさに刻む
  • ニンニクの皮を剥き少し厚めにスライス
  • どんぶりに醤油大さじ2とオイスターソース小さじ1を入れ混ぜる
  • フライパンにラード20gとスライスしたニンニクを入れる
  • 弱火でゆっくりとニンニクが色づくまで加熱する
  • ニンニクの全体が茶色くなったら、どんぶりに入れ醤油と合わせる
  • フライパンを洗わず水350mlを入れる
  • みりん大さじ2、酒大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1.5杯を入れる
  • ネギの青い部分があれば入れ(なくても可)、沸騰するまで加熱
  • 別の鍋に麺を茹でる湯を沸かして麺を茹でる
  • 麺の茹で上がりに合わせて温めたスープを丼に注ぐ
  • 湯切りした麺をスープに入れる
  • 橋で麺をなじませ、ネギを散らして完成

動画

ポエム「焦がしニンニクと醤油ラーメン」

庶民の楽しみであったラーメン店が
まるで高級レストランのように感じられる侘しい暮らし。
貧しさから、外の世界で食事を楽しむことなどできなくなってしまった。
だが、それでも家の中には、しっかりとした食事を作るためのものがある。

うまく工夫して、ほんの少しのもので、
精一杯の喜びを作るのだ。
台所に立って、少しうつむき、
けれどもどこか希望を持って、
まずはネギを洗い、まっすぐにその葉を切り、
心を込めてひとしずくの命を添える。
どれほど小さなものであれ、その緑のひかりは、
きっと力になるだろう。

ニンニクの皮を剥いて、その一片を静かにスライスする。
切られたニンニクが白く輝き、その香りがわずかに立ち上ると、
ふと心が温まるような気がする。

準備しておいたどんぶりに醤油を注ぎ、
オイスターソースをひとさじ加える。
混ざり合う二種の旨味、それは貧しさの中でも、
何か大きな力を持っているように感じられた。

フライパンにラードをひと塊、20グラムだけ載せて、
その中に厚めにスライスしたニンニクを加える。
弱火で、火をゆっくりと、しずかに加熱して、
ニンニクが色づいていくのを見守る。

貧乏暇なし、慌ただしい日常の中にありながらも、
そこだけは時間がゆっくりと流れていくようで、
心もまた穏やかになる。

そして、ニンニクがほんのりと茶色く色づいていく。
ふと、これまでの苦しみが一瞬にして癒されるような、
そんな気持ちにさせられた。
茶褐色になったニンニクを油ごとどんぶりに注ぐと、ジュウと音がなり
どんぶりに用意された醤油ダレにその香りを加える。

空いたフライパンは洗わずに水を注いで、
みりん、酒、鶏ガラスープを入れていく。
それらすべては、無駄にすることなく、
ひとつひとつがちゃんと味を支えてくれる。
しばらくの間、沸騰を待ちながら、その音を耳にしていると、
まるでその湯気の中に自分の魂が溶け込んでいくような気がするのだ。

別に用意しておいた鍋に湯が沸き、麺を茹でる。
その麺もまた、ここで生きる力を感じさせてくれるものだ。
麺が茹で上がる頃、温かいスープが丼に注がれ、
湯切りされた麺がその中に静かに沈んでいく。
ネギを最後に散らすと、どんぶりの上をたゆたう湯気が舞い、
たった100円分を少し超えるくらいの材料で作られたそれが、
まるでラーメン店の一級品に見えてくる。

貧しさは、むしろ心を鍛えてくれる。
この一杯を食べるとき、どこかしら心が満たされ、
力が湧いてくる。
まるで、暗い夜空に一番星がひとつ、そっと灯るように、
すべてがひとつに繋がっていることを感じるのだ。

うまい……

優しい旨味とほんのり苦い焦がしニンニクの香り、極上の一杯がそこにあった。

3.5 rating

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